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✼  ORIHANA 2018  in  Paris  ✼

2018.  11/24(sat) ~ 11/30(fri)

折花の師匠である三谷基先生からの有難いお声掛けにより、上記期間、アシスタントとしてフランスに同行させていただきました。

折花の素晴らしさを改めて認識したパリ。

自分1人では経験できないほどの貴重な体験ばかり。

沢山の方々とのご縁。

折花がなぜ、芸術の都 フランスとご縁ができていったのか、とても理解ができた機会となりました。

《ワークショップ in Lille》

北フランスの可愛い街リールを拠点に活動されている《kinako》さん主催にて、本屋さん『Les Quarte Chemins』での折花ワークショップを最初に、折花旅行記が始まりました。

折花がフランスと繋がるきっかけとなったのが、こちらの《kinako》さんです。

日仏文化交流を推進されているフランス在住の日本人の方から、三谷先生のもとへ「ぜひ折花をフランスで」と、とても熱意ある長文のメッセージが届いたことから始まりました。

以降、三谷先生がフランスを訪仏される時は、必ずこちらのリールへ出向かれ、ワークショップをされています。

こちらのワークショップでは、子供達もたくさん参加されていて、ワイワイ楽しく、そして一生懸命に折花を折る姿がとても可愛かったです。

ワークショップに毎回参加されている方もいたりと、折花の参加者も増えてきているそうです。

初めてお会いした《kinako》スタッフの皆さん、とても楽しくて温かい人ばかりでした。

《エスモード・パリ本校》

少しの時間でしたが、お邪魔させていただいた エスモード・パリ本校。

世界12カ国、日本では東京と京都に姉妹校のある、1841年にパリに創設された世界最古のファッション専門学校です。

学校とも思えない素敵な空間。

三谷先生は、こちらで折花をデザインとして教えています。

生徒さん達の折花は、枠に捉われない様々な形へと変化しデザイン化され、ファッションの一部として出来上がっていて、とても面白いと感じさせていただきました。

《折花講習 with Karine & Tomoko》

フランス在住のカリヌと知子さんと、カフェで待ち合わせをして折花講習をさせていただきました。

カリヌは日本が大好き。

昨年、三谷先生の訪仏時に、折花の基本講座を受講され、その後はご自身で京都へ旅行に来られた際に折花教室へと参加。インストラクターを目指されています。

海外初のインストラクター誕生になるのかなと楽しみです。

今回は、三谷先生がエスモードで授業をされている間に、先行して私が講習をさせていただきました。

講習といっても、カフェでまったり、和気あいあいとした雰囲気で楽しくさせていただいた感じです。

《フランス国立セーブル陶磁器美術館》

最後に伺った、フランス国立セーブル陶磁器美術館。

一般では入れない工房にパスポートを預けて入らせていただき、工房スタッフの方々への折花ワークショップ。

こちらのセーブル陶磁器美術館には、フランス国内から一流の技術者の方々が集結された総勢200名ほどが働いている工房が併設されています。

国宝級の陶磁器や絵画などを修復されているのがこのセーブル美術館です。

三谷先生は、今回、このセーブル美術館からの招待作家としてワークショップを開催されました。

折花の基礎の《ユリ折》の段階で、原理がわかるとどんどん自分でアレンジしてる方や、花弁にカーブをつけて、よりリアル花弁にされてる方など、プロの職人の発想力は凄いなと意識の高まる時間でもありました。

そして、三谷先生の繰り出す繊細な折花のラインに、真剣な眼差しで釘付けになっている方がたくさん。

その姿を見て、折花のカットのラインがいかに絶妙なラインで出来上がっているのかを理解できました。

パッと目にした瞬間に「美しい」と感じるライン。1mm違えば、このプロの職人の方々や、芸術の都 フランスの目には止まらなかったのでは?と、折花の生み出すラインの繊細さを学ばせていただきました。

終わってから、工房の中を案内してくださり、セーブル陶磁器のことや修復作業の技術など色々と教えていただきました。

1人ではこんなに貴重な機会は絶対にないだろうと感動しました。

(写真もたくさん撮りましたが、著作物の関係もあり、三谷先生からいただいた写真のみ添付させていただきます)

フランス国立セーブル陶器美術館(Serves) ①.JPG

最後に...

せっかくパリに来たんだからと、三谷先生がオススメのプティ・パレ美術館やオランジェリー美術館など、観光にも連れて行ってくださいました。

授業の一環かなと思いますが、小学1年生くらいの小さな子供達が先生に引率されて来ていて、「こんな小さな時から、こんな絵画を目にしてたら感覚が養われるね」と、一緒にいた方と感心してました。

今回のパリ同行で、折花がなぜ、芸術やデザインの世界に属する方々とご縁ができていったのか理解できました。折花が創り出すラインが、プロの目線から見て素晴らしく繊細で美しいもので、惹きつけられるのだと理解できました。

それが1枚の紙から生み出されているなら尚更。​

こんなに貴重な機会を頂戴したことに感謝して、これからも折花をたくさんの方々に届けていけるお手伝いができたら嬉しいです。

パリ.JPG
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