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✼  ORIHANA 2019 in  Paris  ✼

2019.  11/24(sun) ~ 11/30(sat)

昨年に引き続き、折花の師匠である三谷基先生からの有難いお声掛けにより、上記期間、アシスタントとしてフランスに同行させていただきました。

今回で2度目のパリ。

折花とフランスとの相性の良さを改めて認識した1週間となりました。

 

《エスモード・パリ本校》

世界12カ国、日本では東京と京都に姉妹校のある、1841年にパリに創設された世界最古のファッション専門学校です。

毎年、舞台衣装のクラスに折花の授業をされに行かれてます。

1日目に折花の基礎を学び、2日目の午後には折花を取り入れた衣装を創りあげ、三谷先生が審査をされます。

「折花」そのものを学ぶといういのではなく、折花の技法や感性を理解し、オリジナルにアレンジして衣装デザインに取り入れる感覚です。

アシスタントとして入らせていただき、ほんの数分アシストするだけで、もうすでにどんなデザインにするかを想像されているかのように自分のスタイルへとアレンジされる方ばかり。

これがそんなことになるの?!と驚く発想ばかりで楽しいです。

1日目の午後からは、フランス国立セーブル陶磁器美術館の工房の方々も参加。

こちらの舞台衣装クラスの卒業試験には、オペラ座の方々が審査に来られるほどレベルが高く、生徒さん達の発想もセンスも個性が溢れていて目にするだけでも楽しいです。

今年は審査に立ち会うこともでき、最初にクラスに入ったときにパッと目に入った衣装が、折花の技法を取り入れながらも、とても個性的にアレンジされている衣装で、すぐにどの生徒さんの作品なのかが素人の私にも伝わってきました。この方はすでにご自身の世界観を表現できる方なんだと理解できました。

たった2日でこんな素敵な発想になるのかと感動、とても貴重な時間でした。

余談ですが、エスモードがオフィス街に所在していて、理事の千原さんにランチタイムにとても人気のあるお店に連れて行っていただきました。

パリに行く前から、「アッシ・パルマンティエが食べたい」と思ってはいたけど、そのお店の当日のランチメニューがなんとアッシ・パルマンティエというラッキーに。本場の美味しさ最高です。

連れて行ってくださった千原さん、そして偶然にも当日メニューをアッシ・パルマンティエに選んだシェフの方、ありがうございました♪ 

《華道 / 草月流 ヨーロッパ支部》

 

草月流のヨーロッパ支部にて、折花講座とワークショップを開催。

スケジュールの都合上、三谷先生がセーブル陶磁器美術館での打ち合わせのため途中から不在に。

その間、折花講座を担当させていただきました。

 

ヨーロッパ支部代表のオディールさんは、東京にお住まいだったこともあり日本語もご堪能なので、英語で対応できかねる方がいらした際には、オディールさんがフランス語で通訳くださったので、とても安心、助かりました。日本語、英語、フランス語が飛び交い、どなたに何語で話せば良かったのかと錯覚をおこしたりするときも。笑

折紙に慣れていないフランスの方も、華道を通して折花の魅力に惹かれ、ひとつひとつに歓喜され一生懸命に取り組んでくださってました。

講座時間めいっぱいに集中されて、講座時間も終わる頃、三谷先生が戻られても気づかずまだ夢中に。

お越しくださった方の中には、セリーヌに関わる方もいらして、折花が生み出すラインの繊細さをとても理解されていて、少しの違いにもすぐに気づかれるという感性をお持ちで、綺麗に作りあげてくださってました。

折花への興味は皆さん同じ。

伝える側としてもとても楽しい交流の機会でした。

《折花講習 with Karine & Yuna》

フランス在住のカリヌと、北フランスのリール在住の由那さんへ、カフェで折花講習をさせていただきました。

カリヌは、昨年に海外初の折花初級インストラクターに合格。

私が講座をさせていただいた中で最初にインストラクターに合格してくださった生徒さんでもあり、とても嬉しく、今もよく交流させていただいてます。

カリヌは好奇心旺盛で、折花指輪、カード、花玉、クリスマス、とアレもコレもしたいとご希望がたくさん。笑

要領がいい方なのはよく理解しているので、ポイントだけ伝えてあとはご自宅で練習していただくことに。

由那さんは、折花のフランスとのご縁を作ってくださった方。

由那さんの折花への熱い想いが、フランスで今いろいろと繋がりができるキッカケでした。

パリでのスケジュールが詰まっているため、由那さんとは早朝から待ち合わせを。

普段なら最低でも8時間はかかる講座内容に対して、使える時間は半分の4時間ほど。

様子を見ながらペース配分を考える予定でいましたが、由那さんの感覚が鋭いので、少しお伝えしただけで理解してくださり、とっても早く事が運べて、予定通りの4時間で終われるという、由那さん凄い♪

折花の時間て、すごく集中するからあっという間に過ぎていきます。

お2人と過ごした時間もとても楽しかったです。

最後に ...

エスモード・パリ本校の理事の千原さんが仰ってました。

「私は折花を広めることが使命だと思っています」と。

そんな方から、そんな言葉がでるほど、折花が人を魅了する力は凄いものなのだなと改めて感じました。

今後、ミラノ、ロンドンへと繋がりができ、またたくさんの方が笑顔になるのかなって思うと、その時がくるのがとても楽しみです。

今回もたくさんの貴重な機会をいただき経験できたこと、とても感謝しています。

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